学習会の開催概要
- 目的:調理実習を通して、食材の知識や調理技術を習得し、自校の献立作成に生かす。
- 日時:令和5年8月4日(金) 9時~16時
- 会場:公益財団法人 千葉県学校給食会
- 参加者:40名
- 講師:千葉県栄養士会 千葉伝統郷土料理研究会 会長 杉﨑 幸子 氏
- 料理名
- 夏越(なごし)ごはん【写真下段左】
- 豆菜(まめざい)【写真下段中央】
- ちぐさ焼き卵【写真上段中央】
- さつまいもの卯の花サラダ【写真下段右】
- からなます【写真上段右】
- ミックスビーンズのフルーツヨーグルト【写真上段左】
開催内容
- 千葉県の郷土料理を第一線で研究されている杉﨑先生を講師として招き、地域の食文化だけでなく、日本の伝統的な和食や料理のアレンジの仕方などを学び、知識や調理技術を高めることができました。
- 「夏越ごはん」は、夏の暑い時期を元気に過ごすための知恵や思いの詰まった料理です。雑穀入りのごはんの上に盛り付ける「かき揚げ」は、くぐり抜けると疫病を免れると言い伝えのある「茅の輪(ちのわ)」に見立ててあります。ゴーヤや赤ピーマンなどの旬の野菜と、レッドキドニー(赤いんげん豆)を使って彩りよく仕上げます。
- 「からなます」は、千葉県の郷土料理のひとつで「いわし」や「おから」を使った酢の物です。給食での豆類の活用につながるように、「いわし」のかわりに「ひよこ豆」を使うレシピを教えていただきました。
まとめ
千葉県の伝統料理や食文化について、専門家から直接話が伺える貴重な経験となりました。調理実習を通して、行事食や郷土料理に豆類を追加する工夫を教えていただき、献立の幅を広げることができました。今後は、児童生徒に、給食を通して千葉県の食文化を知る機会を増やし、継承にもつなげていきたいと考えます。